
静かで落ち着いた時間が流れる「北運河エリア」のご紹介
小樽といえば小樽運河や堺町通りが定番ですが、観光客で賑わうエリアから少し足を伸ばすと、
静かで落ち着いた時間が流れる「北運河エリア」にたどり着きます。かつて港として栄えた歴史ある倉庫街は、今ではおしゃれなカフェや個性的なお店が並び、観光地の喧騒を離れて小樽の“深み”を感じたい人にぴったりのエリアです。

今回は、そんな北運河の見どころスポットとおすすめのカフェ&レストランをご紹介します。
◆ 物語が息づく、北運河の街並みを歩く
小樽駅から歩いて約15分。南側の観光エリアと比べると、北運河周辺は訪れる人も少なく、
しっとりとした空気の中に、歴史ある石造倉庫群や運河の静かな水面が広がっています。
ここには、明治・大正期の建物をリノベーションした美しい施設が点在しており、
歩くだけでも小樽の時の流れを肌で感じることができます。
◆ PRESS CAFÉ(プレスカフェ):時間が止まるような美空間
北運河の魅力を語るうえで外せないのが「PRESS CAFÉ」。
築100年を超える石造倉庫を改装した店内は、天井が高く開放感がありながらも、どこか静謐な雰囲気。

歴史を感じるインテリアの中でいただくコーヒーやスイーツは、まるで旅先のご褒美です。
📌タルっこおすすめメニュー:
- 自家焙煎のコーヒー
- 手作りチーズケーキ
- こだわりのカレー、パスタ
ここは「静けさがごちそう」という言葉がぴったりのカフェ。読書や物思いにふけるひとときに最適です。観光客の方はもちろん、地元のお客さんも多いですね!タルっこも静かに過ごしたいときに行っています。
◆ シロクマ食堂:ボリューム満点!素材にこだわった名店!

小樽では海鮮!と決めている方も多いですが、2度目3度目で小樽を訪れる方は、選択肢の一つに入れておきましょう!北運河には「シロクマ食堂」があることを!
地元食材を活かした定食や洋食が中心で、心のこもった味が人気の秘密。開店前から並んでいる時が多いです。
ランチはもちろん、ディナータイムにもぴったり。観光地の喧騒を離れて、地元の人と同じ時間を過ごせる場所です。
📌タルっこおすすめメニュー:
- 牛トロフレーク丼(お口の中でとろけます!)
- 道産牛のステーキ丼(間違いない!)
- シロクマアイス(実は北海道のアイスじゃないのがミソ)
木のぬくもりあふれる店内で食べる「おかえりなさい」と言われているようなごはん。
旅先でちょっと疲れた心と身体に、優しく沁みわたります。

◆ 旧日本郵船など、歴史と文化も味わえる
北運河周辺には、文化的価値の高い建築物や施設も点在しています。
明治期の鉄道資料や蒸気機関車が展示され、鉄道好きにはたまらないスポット。
▪ 旧日本郵船小樽支店(国指定重要文化財)

2020(令和2)年7月から耐震補強・石材補修や屋根の全面葺き替えなど、大規模保存修理工事を行っていた旧日本郵船株式会社小樽支店(色内3)の工事が終わり、令和7年4月25日(金)から公開が再開されました。港として栄えた小樽を象徴する名建築。内部見学も可能で、優美な空間に思わずため息。
噴水のある手前の運河公園にある石造りの倉庫内にはお子さんが遊べる遊具スポットもありますよ。

◆ 北運河クルーズで夜景に浸る
日が暮れたら、北運河をめぐるナイトクルーズがおすすめ。
ライトアップされた倉庫の影が水面に映り込み、幻想的な景色に包まれます。
南側よりも静かな北運河の水上から眺める小樽は、まるで別世界。
1日の終わりにぴったりの、ロマンチックなひとときです。

◆ おわりに:静けさに癒される、小樽のもうひとつの顔
北運河エリアは、最近になって、北海製罐の第三倉庫や新たなイベントの発信拠点として、観光客の方が足を運ぶ地域になってきたと感じています。少し前だとコアな観光スポットでしたが、
歴史ある倉庫、こだわりのカフェ、大満足の食事。
賑やかな観光とはひと味違う「大人の小樽旅」を楽しみたいなら、ぜひ北運河を歩いてみてくださいね。

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